シニア2人が旅行先で、優雅でわがままに過ごすためには、自分で自分の身を守る為の準備が必要です。
まずは、健康管理。出発前は、2人元気で出発できるように、日頃の体力作りが大切。
そして出発後の健康管理。常用している薬を忘れずに持って行く。万一に備え、常用薬の英文の薬説明書や滞在先の病院リストを準備します。トラブル対応に欠かせない海外旅行保険は、Amexプラチナ付帯で、保証額だけでなく、現地サポートデスクへの連絡方法も確認して万全に備えました。病院にかかる場合に必要な「付保証明書」(海外旅行保険の証明書)も準備します。
また、街歩きの防寒対策や防犯対策もしっかりと準備をしていきます。旅行中の健康維持の為に、私達は日本食(アルファ米とお味噌汁等)を持参しました。
いつも使っているPhone・iPadを活用できるようにトラブル対応の準備も必須です。
①体調管理
シニアならではの体調管理は大切です。
⚫︎出発前準備
出発前1カ月位から、余り遠くには外出しない様にします。
疲れて病気になったりインフルエンザやコロナをもらわない様に気をつけます。
⚫︎日々の体力作り
旅行はめちゃくちゃ歩きますから、その為に日々の体力作りもかかせません。
私達は毎日のストレッチ、週2~3回のウォーキング、週1回のスイミングで体力作りをしています。
勿論、旅行中も毎日ストレッチをして体をほぐしてから出かけます。
⚫︎安眠
旅行中の入浴は、シャワーだけにせずにバスタブにつかり疲れをとります。
また、安眠の為に自分枕をバスタオルで作ります。
ホテルフロントで「自分で自分の枕を作りたいので、バスタオルを5~6枚下さい」と伝えれば、大体は部屋に持って来てくれます。数枚組み合わせて自分の良い高さになる様にして枕を作り、ゆっくり眠ります。
※備え付けの枕が合えば1番良いのですが、柔らか過ぎる事が多いので。
②持病の備えて
⚫︎持病の常備薬
種類が多いので、一週間毎に袋に入れ、2~3日分余分に準備しました。
⚫︎常用薬の英文の薬説明書
大体の薬局ならお願いすればすぐに、無料で英文の薬説明書を出してもらえます。
沢山の薬を海外に持ち込むのですから、入国審査等で聞かれる場合もあります。
⚫︎︎海外旅行保険
既往症がある場合、制限がある場合があります。持っているクレジットカード付帯保険に加えて、私だけ既往症をカバーするAIG 30日間25300円に入りました。妻は既往症がないので、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しました。クレジットカードで付帯条件が異なるため、しっかりと確認が必要です。わからない事はカード会社に直接質問しましょう。利用付帯(海外渡航費等をカード決済しないと付かない)になるか自動付帯(旅行代金をカードで支払わなくても持っているだけで保険適応)で、保証範囲や保証額が大きく違います。
︎⚫︎︎旅行先の保険会社指定の病院をリストアップ
知らない土地で、何かあったら慌ててしまいます。少しでも落ち着いた対応ができる様に自分達に必要な診療科を持つ、滞在先の病院をリストアップして、プリントを持ち歩きます。
⚫︎︎使い慣れた心拍計がついている腕時計を持つ
旅先では、アルコール入りと知らずに食事やお菓子を食べてしまい、調子を悪くしてしまう事もあります。常に自分の健康状態を確認できるスマートウォッチをつけて、観光を楽しみます。
③防寒対策(冬期)
シーズンオフの冬を選んだので、ユニクロの極暖のシャツ・アンダータイツ、100均でモコモコの指先が出る手袋とネックウォーマーも準備しました。勿論ホカロンも持ちました。風邪ひかない様に、長時間していられるマスクも必須です。ヨーロッパの街では、2024/3現在マスクをして歩いている方は、あまり見かけませんでしたが。
上着(ダウン・コート等)・靴に、防水スプレーをかけて行く事も忘れずに。少しの雨なら濡れずにすみます。急な雨に備えるだけでなく、汚れ防止にもなります。
✳︎コートや靴の素材によっては、防水スプレーで変色等ある事もありますので、ご注意下さい。
④防犯対策
⚫︎︎旅レジに登録
・外務省の旅レジに登録して、渡航先の情報を確認します。何かあると登録メールに情報が届きます。
危険地区には近づかない事が大切です。
念の為、渡航国の大使館の住所と電話番号も控えておきましょう。このコピーは、デジタルだけでなく念の為、用紙(アナログ)で、所持する事をお勧めします。
⚫︎︎手持ちバックの防犯対策
手持ちのリュックやポーチのファスナーには、カラビナや鍵をつけて閉めました。貴重品(現金やクレジットカード・パスポート)は小さいポーチやカード入れに入れ、下着の中に入る様に首から下げて持ちました。


⑤シニアに優しい食事方法
外食ばかりだと体調を崩してしまいます。シニアの私達は、胃にやさしい日本食も持参し、外食は、基本1日1回程度にしました。
ホテルの朝食ビュッフェは、使わない方が食べ過ぎを防ぐ事が出来ると思います。
ビュッフェは沢山食べたくなる美味しいものがいっぱいです。
私達は、ビュッフェだとついつい沢山とってしまい、食べ過ぎてしまい調子を崩してしまうことや、予定していた名物料理も、美味しく食べる事ができなくなってしまいます。
長期となると気をつけなければいけません。。
色々な名物を食べたい気持ちいっぱいですが、何より食べ過ぎない様に注意が必要です。
私達は、レトルトご飯とインスタントお味噌汁・スープを持参し、ホテルの部屋で簡単に食事が取れる様にしました。
また、ホテル到着日にはまず近くのスーパーを探し、水の確保と野菜(サラダ)やフルーツ・お惣菜を購入することにしています。海外では、思いのほか和食が恋しくなります。
持参すれば、高額でイマイチな日本食を購入しないで済みます。
また、朝食(1日1食位)を和食にする事で、食べ過ぎを防ぎ体調を整える事もできます。
以下のものをAmazonで購入しました。
国によっては、持ち込みに制限がある物もありますので、事前確認が必要です。
ホテルによりますが、持ち込み禁止の場合もありますのでご注意ください。
ホテルで食べる事を考えて、匂いが強くないものを持参しました。
⚫︎お勧め事前準備日本食品
⚫︎尾西食品アルファ米白100g
⚫︎尾西食品アルファ米松茸ごはん100g
⚫︎尾西食品アルファ米山菜おこわ80g
⚫︎世田谷自然食品 こだわり和風どんぶり3種セット
⚫︎アマノフーズにゅうめん柚子 13g
⚫︎アマノフーズにゅうめん まろやか鶏だし 15g
⚫︎アマノフーズ フリーズドライ 味噌汁
⚫︎アイリスオーヤマレトルト食品惣菜
⚫︎しっとりふりかけ(100円/1袋)
⚫︎日清食品 お椀で食べるどん兵衛 3食パック
⚫︎ドリップコーヒー(BROOK’S)10g×34袋
⑥海外SIMカード準備
いつも使っているiPhone・iPadがないと自分旅行ははじまりません。
こんなにもネットが発達した今だからこそ、出来る自分企画旅行だと思います。
現地では、Googleマップで目的地迄の距離や交通手段・時間を調べたり、レストランを検索したり、観光地のチケットを事前に予約・購入したり、観光地の詳細を調べたり自由にできます。
翻訳機能を使ってコミュニケーションをとったり、写真を撮ったり。
自分旅行にはなくてはならないツールです。
また、その国々のタクシーアプリ(Grab,Uber,Bolt)も活躍しました。
私達は海外SIMカードをAmazonで事前購入し、使用しました。万一に備え、sim、iPhone、iPadもバックアップを用意しました。
海外SIMカードについては、「海外でネット環境を確保する5つの方法」「海外用SIMカードの使い方」をご覧ください。
⑦シニアの為のゆったりスケジュール
私達シニアは、無理のないスケジュールで観光することが大事です。
ツアーではないので自分達の体力と相談しながら、観光も考えます。
せっかく海外に居るのだから・・とホテルでゆっくり休むのもったいないと言う気持ちになってしまう貧乏性・・そんな気持ちと老いた体力との戦いです。
旅行計画は、観光日程を余り決めずに、行きたいポイントだけを決め、天気や体調に合わせて、現地でスケジュールを決めて行く事にしました。
シニアは夜遊びせずに、「朝活で!待ち時間無しの贅沢な貸切り気分を楽しむ」をモットーに。
人気スポットは予約で入るところもありますが、そうでない有名観光スポットには早起きして出かけます。その代わり夕食は早めに済ませて、夜はホテルでゆっくりします。
⑧緊急対応事前準備
万全の準備をして出発する予定ですが、それでも緊急な事態に備えて、下記の電話番号も一覧にして持参しました。出国前に必要な書類も万が一に備えて準備します。
⚫︎盗難
①パスポート
緊急連絡・相談先:滞在都市の大使館 or オーバーシーズサポート(AMEX プラチナ)
必要書類:出国前:戸籍謄本原本、パスポートコピー
現地で用意するもの:盗難証明(現地警察)、再発行申請書(大使館)、写真
②クレジットカード、携行品、購入品
緊急連絡・相談先:滞在都市の大使館 or オーバーシーズサポート(AMEX プラチナ)
コレクトコール番号を現地ホテルで確認する(AMEXにかけられるように)
必要書類:盗難証明(現地警察)
⚫︎傷害・疾病
滞在地病院情報:(住所、Tel、基礎疾患対応可否、保険会社指定)
緊急連絡先:Amexプラチナ:オーバーシーズサポート(現地)・コンシェルジュデスク
必要書類:加入保険内容付保証明書(Amexプラチナ・) 病院へ提示
病院にかかった場合 帰国後以下 4つを提出
・診断書(原本)(30万円を超える場合)
・医療費領収書(原本)
・タクシー、移動費用(領収書原本)
・日本出入国チケット e-ticket

シニアだからこそ、色々と準備も多いけど、これで完璧だね。