⚫︎プラハのチェコビールが美味しい理由5つ
プラハのビールは、歴史と土地の恵み、文化が融合して特別な美味しさを持っています。
1. ピルスナーの発祥地
チェコは1842年、プルゼニで世界初の黄金色ラガー「ピルスナー・ウルケル」を誕生させました。
以来、伝統と技術が受け継がれています。
2. 軟水が生む軽やかさ
チェコの水は軟水で、クリアで飲みやすいビール作りに最適です。
3. 世界的評価のザーツホップ
香り高く苦味が穏やかなザーツ産ホップが、チェコビール特有のやさしい味わいを作ります。
4. 伝統的製法デコクション・マッシング
麦芽の甘みを引き出し、コクを深める製法。
低温熟成で透明感のあるビールに仕上がります。
5. ビール文化が、日常に根付く国
一人当たりの消費量世界一。
プラハでは街中にビアホールが溢れ、樽生を楽しめます。
⚫︎プラハで訪れたおすすめビールレストラン5選
1. ストラホフ修道院醸造所(Strahov Monastery Brewery)

ストラホフ修道院醸造所外観

レストラン入口
(こちらのお店は工事中でした)

レストラン入口

レストラン外観

レストランカウンター

レストラン店内

左 アンバーラガー(AMBER LAGER)
右 ダークラガー(DARK LAGER)

タルタルステーキとレリッシュ
(Steak Tartare, vegetable relish, toasted bread)

ダークラガービーフ・グーラッシュ・クネドリーキ
(Dark lager beef goulash, onion, dumplings)
このレストランの場所は、聖ヴィート大聖堂から徒歩20分くらいのところにあります。
ここは、やっぱり黒ビールが最高に美味しかったレストラン!
ただこの日、私たちは少し元気をなくしていました。
というのも前日、妻がエスカレーターで転倒して怪我をしてしまい、病院で診てもらうことに…。
幸い骨折もなく、縫うほどの怪我でもなかったので胸をなでおろしましたが、気分はどんより。
でも、このお店の黒ビールをひと口飲んだ瞬間、そんな沈んだ気持ちは一気に吹き飛びました。
気分は一気に上昇!最高の一杯でした。
⬇️プラハ空港でのエスカレータ転倒事故の詳細はこちら
プラハ空港でケガ!海外旅行保険の実際の使い方とサポート体験記
ビールの味は、アンバーラガーは香り高く、ダークラガー(黒ビール)甘くてコクが深い。
忘れられない美味しいビールとなりました。
こちらのおすすめ料理は
①teak Tartare, vegetable relish, toasted bread
(タルタルステーキ、野菜レリッシュ、トーストしたパン)
タルタルステーキと、添えのピクルスの様なパラペーニョの様な、酸味があるソースが合います。
あっさりとしていて美味しいです。
※レリッシュ
粗く刻んだきゅうりを赤パプリカやマスタードシード、セロリシードなどと一緒に酢漬けにした刻みピクルス。
②Dark lager beef goulash, onion, dumplings
(ダークラガービーフ・グーラッシュ・生玉ねぎ・クネドリーキ)
ビーフシチューの様なお味で、お肉はダークラガービールで煮こまれていて柔らか。
玉ねぎは生で辛かったけど、アクセントになりました。
クネドリーキがあるので、ソースまで綺麗に食べられました。
※ クネドリーキ
蒸しパンの薄切り
支払い金額 約828CZK(AMEX可)【約5800円】
2. ウ・フレクー(U Fleků)

ウ・フレクー(U Fleků)外観

レストラン入口

レストランメニュー

右 ダークビール
(Flekovské tmavé)
79CZK 約560円
左 ラガービール
(Flekovské svëtlé )
79CZK 約560円

ポークシュニッツェル、マッシュポテト、レモン
(Pork schnitzel, mashed potatoes, lemon)
289CZK 約2040円

スモークポークネック、赤キャベツ、蒸しパン
(Smoked pork neck, red cabbage, bread)
289CZK 約2040円
こちらのお店は、1499年創業の老舗ビアホール。
昼間からとても賑わっている人気店です。
大きな長テーブルに相席でずらりと並び、肩を寄せ合うように座ってビールを楽しむスタイル。
ぎゅうぎゅうだけど、その熱気も含めてまさに映画のワンシーンのようなビアホールです。
ビールは2種類だけですが、そこがまた面白いんです。
大きな盆にジョッキを山ほど乗せ、体格の良い店員さんが肩に担いで「どっち?」と聞きながら各テーブルへ。
飲んだ杯数は、テーブルに置かれた紙に、どんどん書き込まれていくスタイルです。
ビールはどちらも最高に美味しいです。特に黒ビールはほんのり甘さがありつつ濃厚で、後味に少し苦味が残る感じ。
もしかしたら、今までで一番美味しい黒ビールだったかも。
ポークシュニッツェルは、揚げたてアツアツなのが嬉しい!
味がしっかりついているので、レモンを絞るだけで十分美味しくて、ビールとの相性抜群です。「マッシュポテト多すぎ問題」と思ったけど、どうやらお肉と一緒に食べるのが正解らしいですね。
さらにフライドポテトも頼んでしまったので、テーブルの上は芋づくしに(笑)。
写真は撮り忘れましたが、このフライドポテトもすごく美味しかったです。
スモークポークネックのお肉は柔らかく、厚切りのハムのような味わいでジューシー。
添えられたキャベツがまた、絶妙に酸味が効いていて美味しい。
お肉の添えにぴったりでした。
会計時には「サービス料10%よろしいですか?」と聞かれたけれど、もちろんOK。
クレカも使えて助かりました。
支払い金額 約920CZK(AMEX可)【約6500円】
3. U Supa Staroměstský Pivovar

レストラン外観
※写真はgoogle mapより

店内

左 セミダークプレミアム
(SEMI-DARK PREMIUM)
右 キング・オブ・プラハ
(KING OF PRAGUE)
こちらのお店は、旧市街エリアにあり、観光ついでに寄れる立地です。
コンサート帰りで時間も遅めだったので、この日はドリンクだけの注文。
店内は一杯片手に語り合う人たちで賑わっていて、心地よい活気に包まれていました。
店内にビール貯蔵タンクもあり、雰囲気もバッチリです。
頼んだのは2種類のビール。
一つは「HOMEMADE BEER KING OF PRAGUE(キング・オブ・プラハ)」。
スッキリとドライで飲みやすく、喉越しが最高。
コンサートの余韻に浸りながら飲むのにぴったりです。
もう一つは SEMI-DARK PREMIUM(セミダークプレミアム)。
こちらはしっかりした苦味が特徴で、コクがあって深い味わい。
飲み比べると個性がくっきり分かれていて面白いです。
この日は料理を頼まなかったけれど、次はぜひおつまみやお肉と一緒に合わせたいなと思うくらい、どちらのビールも存在感たっぷりで美味しかったです。
支払い金額 約154CZK【約1100円】
4. Pivovar U Medvídků

レストラン外観

店内カウンター

クラフトビールメニュー

左 オールドゴット、セミダークスペシャル
(Oldgott, polotmavy speciál)
69CZK 約490円
右 ブドヴァル ダークラガー(Budvar tmavý lezák)
69CZK 約490円

熟成ゴーダチーズフライとポテトチップスのナシタルタルソース
(Smarena gouda s bramborovymi hranolky a nasi tatarskou omáckou)
240CZK 約1700円

ビーフクリームシチュークランベリーソース・パン
(Hovezi sviková na smetane s houskovym knedlikem a brusinkami)
260CZK 約1840円
こちらのお店は、残念ながらあまり私達好みではありませんでした。
注文したゴーダチーズのフライは冷めていて、ビーフクリームシチュー(クランベリーソース添え)は平均的なお味でした。
全体的に料理からはあまり手間や工夫を感じられず…。
店内もお客さんはまばらで、少し寂しい雰囲気。
ただ、店員さんの対応は丁寧で気持ちよく、それが唯一の救いでした。
ビールは普通に美味しくいただけました。
一つは「Oldgott, polotmavý speciál(オールドゴット・セミダークスペシャル)」は、酵母の香りが後からふわっと立つけれど、全体的には意外と軽めの飲み口。
もう一つは「Budvar tmavý ležák(ブドヴァル・ダークラガー)」。
普通の生ビールに近い印象で、炭酸は細かく口当たりは悪くなかったです。
料理との相性を楽しむには少し物足りなかったけれど、ビールを軽く一杯飲むだけならアリかもしれません。
支払い金額 約638CZK【約4500円】
5. Hotel NH Prague City ルームサービス

NH プラハ シティホテル

ミックスクラブサンドイッチ
具沢山クラブサンドイッチ(チキン・野菜・卵)は、過去一美味しいクラブサンドかもと思える位のクオリティ。
盛り付けはシンプルですが、ビールと合わせて幸せな一皿でした。
ホテルから出かけなくて済むのも、助かります。
支払い金額 約700CZK【約5000円】サービス料込み
⚫︎行きたかった有名な店(訪問時は要確認)
1. Pivnice u Sv. Tomáše

お店入口らしい場所

お店のドアと思われる

お店の看板
歴史的建物内の醸造所。
クラシックなチェコ料理と自家製ビールで知られています。
残念ながら、訪問時は休業中でした。
2. スタロプラメン醸造所

醸造所外観

醸造所の大きな看板

お店入口看板
プラハを代表するビールブランド。
見学ツアーやテイスティングが人気ですが、訪問当日はクローズ。
Googleマップには『営業』となっていたので、観光客の方が何人か、お店の前で困っていました。
行かれる方は、公式情報で営業確認を推奨します。
まとめ
プラハは街歩きの途中で気軽に美味しいビールを味わえるビアホール天国です。
ビール醸造所=Pivovar『ピポバル』という音の響も、なんだか楽しくなりますね。
歴史と文化が詰まった一杯を、ぜひ現地で体験してください!
また、このほかにも
①ブラハで楽しんだスーパーと市場について
②プラハで楽しんだスイーツについて
を別記事でご紹介しています。
ぜひ、そちらもチェックしてみて下さいね。
①プラハのスーパーと市場についてはこちら⬇️
プラハのスーパー&市場ガイド|TESCO・ASIA BOX・ナープラフカ朝市で食を楽しむ
②プラハのスイーツについてはこちら⬇️
プラハで味わうおすすめカフェ&スイーツ|トルデルニーク・ケーキ・パン巡り