ハプスブルク帝国の中心を歩く歴史の旅
①ウィーン🟰ハプスブルク帝国の中心を知る街
ウィーンは、神聖ローマ帝国、オーストリア帝国、そしてオーストリア=ハンガリー帝国に至るまで、長きにわたり帝国の首都であり続けた都市です。
この街を歩くことは、ハプスブルク家の権力構造そのものを体感することでもあります。
中欧4都市(プラハ・ブダペスト・クラクフ)を結ぶ歴史の軸は、常にウィーンを中心に形成されてきました。
②歴史を軸に巡るウィーンの見どころ
ウィーンは、長きにわたり神聖ローマ帝国、オーストリア帝国、そしてオーストリア=ハンガリー帝国の首都でした。
ハプスブルク家の権力基盤を知ることで見える、4都市の関係性があります。
ウィーンは「他都市を理解するための起点」となる街です。
ホーフブルク宮殿

宮殿外観

宮殿から見た敷地全体
帝国の政治中枢。
マリア・テレジアやフランツ・ヨーゼフが統治を行った場所です。
建物の規模と重厚さから、ここで帝国全体の運命が決められていたことを実感しました。
観光地でありながら、どこか緊張感のある空気が印象的でした。
シシィ博物館(ホーフブルク宮殿内)

シシィの像

シシィの若い頃のドレス

シシィの喪に服した黒いドレス

当時の暖房機器

シシィのトレーニングルーム

シシィのお風呂
ホーフブルク宮殿では、帝国の政治だけでなく、シシィ博物館を通してハプスブルク宮廷で生きた「個人の人生」にも触れることができます。
日本語ガイドもありますので、安心です。
映画や舞台で描かれる華やかなシシィとは違い、子どもを早くに亡くし、黒い衣装で喪に服し続けた「母」としての姿が印象に残りました。
専用のトレーニングルームを持ち、ストイックにスレンダーボディを維持していた一面からは、皇妃として生きることの孤独と強さも感じられます。
もちろん、華やかなドレスや宝石も見応えがありました。
シェーンブルン宮殿

宮殿 内側から

宮殿の庭園全貌

宮殿の庭園内小道

豪華な宮殿内

豪華な宮殿内

豪華な宮殿内

豪華な宮殿内

豪華な宮殿内

庭園内を巡る馬車
ハプスブルク家の宮廷文化を象徴する離宮。
帝国の威光を感じる空間です。
内装の豪華さと庭園の広さに圧倒され、ハプスブルク家が「見せる権力」を強く意識していたことがよく分かりました。
庭園は、馬車でのんびりと巡ることも出来ます。(15€/1人.2025/3現在)
観光で疲れた身体には優しいですね。
シュテファン大聖堂

大聖堂外観

大聖堂入口

大聖堂パイプオルガン
宗教政策の中心であり、カトリック帝国としての精神的支柱。
モーツァルトの結婚式や葬儀が行われたことでも知られる、ウィーンを代表する大聖堂です。
訪れた日はとにかく混雑しており、さらにチケットは現金のみだったため、有料エリアには入らず、無料で見学できる範囲だけを回りました。
それでも、内部の荘厳さや美しさは十分に感じられ、印象的な部分だけをゆっくり堪能できました。
軍事史博物館
オスマン帝国との戦争、1848年革命など、帝国を揺るがした軍事史を知る場所。
※今回は時間の都合で訪問できず。
中央墓地(Zentralfriedhof)
皇族や著名人が眠る、帝国の終焉と記憶を辿る場所。
※次回ウィーン再訪時に訪れたい場所。
③実際に訪れて印象に残ったウィーンの観光地
ヴォティーフ教会

教会外観

教会外観

教会入口

教会内

教会内

教会パイプオルガン
ウィーンはどこを歩いても美しい建物ばかりですが、ヴォティーフ教会は特にお洒落で、厳格な雰囲気が印象的でした。
内部は静かで落ち着いており、細部まで美しいゴシック様式の教会です。
ライトアップ用の機材が少し気になったものの、それを含めても今回の旅で一番心に残った場所です
ベルヴェデーレ宮殿

宮殿外観

宮殿内装

クリムト「接吻」

クリムト「カマー城への道」

クリムト
「ソーニア・クニップスの肖像」

クリムト「ヨーゼフ
・レヴィンスキーの肖像」

モネ「アルジャントゥイユの
庭の小道」

モネ「ポールおじさんの肖像」


ロダン「抱き合う子供たち」
事前にネット予約をして、ベルヴェデーレ宮殿を訪問しました。
館内にはクリムトの作品が数多く展示されており、「接吻」をはじめ実物を間近で見ることができます。
さらにモネの作品やロダンの彫刻なども鑑賞でき、絵画好きには見応えのある美術館でした。
聖ペーター教会

教会外観

教会内

教会内パイプオルガン
外観よりも、内部の方がぐっとお洒落で印象的な教会でした。
15:00から始まる無料のパイプオルガンコンサートを約30分ほど鑑賞。
静かな空間に音が響き、観光の合間にほっと一息つける時間でした。
鑑賞には入口で寄付を募っています。私たちは5€寄付しましたが、後から「お一人10€」と書かれていることに気づき、少し慌てましたが決まりでは無いようです。
ウィーン国会議事堂

国会議事堂外観

国会議事堂モニュメント

一階自由観覧スペース
国会議事堂への入場は、入口でスマートフォンからQRコードを読み取り、事前登録を行う必要がありました。
登録後にメールで届くQRコードを提示して入場しますが、パスポートのコピー提出に加え、空港のような荷物のX線検査もあり、想像以上に厳重です。
ようやく中に入れたものの、その日の見学ツアーはすでに満席。
ツアー参加者以外は2階・3階へは上がれないとのことで、事前に分かっていれば予定を調整できたのに…と、少し残念な気持ちになりました。
国会議事堂は事前予約制のツアー参加がほぼ必須。
当日飛び込みは、期待しすぎない方が良さそうです。
ウィーン市庁舎

市庁舎外観

中庭のイベントの様子

中庭のイベントの様子
ウィーン市庁舎を訪れた日は、中庭でシュタイアーマルク州の観光や文化を紹介するイベントが開催されていました。
そのため建物内部の見学はできませんでしたが、地元の雰囲気を感じられるイベントを外から眺めるだけでも楽しく、思いがけない体験となりました。
美術史美術館

美術館外観

美術館内豪華な内装

「世界で一番美しいカフェ」

ブリューゲル「バベルの塔」

アルチンボルド「夏」

アルチンボルド「4大原素(水)」
館内はかなり混雑していましたが、その分見応えも十分でした。
この美術館は、ハプスブルク家の広範なコレクションを収蔵するために建設された、壮麗な歴史的建造物です。
建物自体が芸術作品と評されるほど、天井画や大理石の装飾が豪華なことで知られています。
古代エジプトの財宝、ギリシャ・ローマ時代の彫像、バロックやルネッサンスの名画など、幅広い時代の美術品を鑑賞できます。
館内には「世界で一番美しいカフェ」とも称されるカフェがあり、豪華な空間で休憩することも可能です。
当日は残念ながら、行列で入る事はできませんでした。
屋内施設なので、雨の日のウィーン観光には特におすすめです。
ここは、じっくりと名画を楽しめる場所でした。
④そのほか立ち寄ったウィーンの観光スポット
・マリア・アム・ゲシュターデ
・スコットランド修道院
・カプツィーナー納骨堂
・カールス教会
・リンク通り散策
・プラーター公園
・レオポルド博物館
・ミヒャエル教会
ウィーン観光まとめ
ウィーンを歩くことで、ハプスブルク帝国の中心として果たしてきた役割と、その終焉までの歴史が、街並みを通して自然と見えてきました。
プラハ、ブダペスト、クラクフへと続く中欧の旅の起点として、ウィーンはやはり欠かせない存在です。
有名な観光地だけでなく、ふと立ち寄った教会や、入れなかった場所さえも、ウィーンらしい記憶として残っています。
予定通りにいかない場面もありましたが、それも含めて街の空気を感じる旅になりました。
ウィーンを歩くことで、ハプスブルク帝国の中心としての役割が、街並みや建築を通して見えてきました。
この歴史はウィーンだけで完結するものではなく、プラハ、ブダペスト、クラクフへとつながっていると考えると、なんだかワクワクします。
あわせて読みたい
①ウィーンのスーパーについて
②ウィーンのレストランについて
③ウィーンのテイクアウトご飯について
④ウィーンのカフェ・スイーツについて
⑤ウィーンのチョコレートについて
を別記事でご紹介しています。ぜひ、そちらもチェックしてみて下さいね。⬇️






